アラフォー的500円の返し方を考える。
1月に田舎の同級生が亡くなった。
親交が無かった為、葬儀の為の帰省は遠慮し、
同級生一同からの花代として、
1人500円での参加に賛同させて貰った。
遠方の為、親しい友人に立て替えて貰ったのだが、
スグに返さねばならないという額でも無い。
そしていざ500円だけ返すのは味気無い。
ということで、
若いハタチの自分では無く、
アラフォーであることを踏まえた何か良い返し方が無いかと考えている。
・名産品や地酒を添えて返す?
・十数年ぶりに手書きの手紙を添えて送る?
さてここで良い返し方とは何だろう?と考えた…
思い浮かんだのはコピーライター仲畑貴志さんの著書
「みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。勝つ広告のぜんぶ」
の中に登場するウイスキーの話。
無数にある飲みの誘いの中で、熱心に誘ってくれた人に、折角だからと時間をとった。
家にお邪魔したら誰でも知っているウイスキーが出てきた。
もちろん悪いウイスキーでは無い。
それでカチンときた。
そのウイスキーには、何ら情報もキャラクターもないからだ。
これでも飲んでおけ、と言われている風に感じたからだそうだ。
この文だけ見ればカチンと来るなんておかしい。
とアナタは思うかも知れない。
仲畑氏はこう続ける
「これ、旅行で買ってきたんだ、安いよ、130円だった。飲めるかなあ」というウイスキーなら大歓迎だ。
後者は客に出すのは失礼なウイスキーかも知れない。
でも楽しい会話を生もうというサービス精神がそこにある。
僕が友人に500円を返した時、
感謝とそれ以上の何かを伝えることができるだろうか。
その心象がアラフォー的だと尚良し。である。