nagatanitakuブログ

日本ではタブー視されている大麻のこと、日々思うことを記録します。

麻薬取締官(マトリ)への人権侵害についても考えた

仕事をしていれば一度や二度、

自分の信条に合わない命令に従った経験をされた方も多いと思います。

 

一般企業に勤務していれば、

明らかに黒なことは無きにせよ、

グレーだと感じることを白としなければならない時もあるでしょう。

 

しかしながらそれは、

ほとんどの場合誰かの人権を踏みにじったり、

人生を転落させるような、

良心の呵責に苛まれるようなものでは無いかと思います。

 

さて、それではご想像ください。

 

もしあなたが犯罪者と呼ぶには程遠い人、

ルールは破ったけれども、誰にも迷惑をかけていない人。

そんな人を犯罪者として取り締まり、

人生を破壊する使命を命じられたら…

 

逮捕された人にもあなたと同じように、

愛する家族があったかも知れないのに…

 

そんな事が麻薬取締の現場で起こっていることを想像してください。

 

 

語弊があるといけないので釈明しますが、

私は麻薬取締の仕事を否定しているわけではありません。

 

違法であることを利用し、

お金稼ぎのために人を利用したり巻き込む人たち。

そんな悪人を取り締まる仕事をされている方々には、

頭の下がる思いしかありません。

 

先にも少し触れましたが、

麻薬取締官も一職業に従事されていらっしゃる、

家族もいる普通の方々です。

 

規則に従わなければ仕事を続けていけない立場であれば、

本来黒かどうか疑うべきものも黒と見なければならないでしょう。

 

しかしながらそれは健全な事でしょうか?

決まりだから、ルールだから黒と見よ。

この事は麻薬取締官への人権の侵害には当たらないのでしょうか。

 

世界は今、覚せい剤、コカインやヘロインなどドラッグの個人使用者は逮捕では無く保護が妥当であるという考え方に変わりつつあります。

そして大麻に関して言えば、その安全性からたくさんの国で医療品、嗜好品として合法化が進んでいます。

 

逮捕すべきは個人使用者では無く、

それを利用し、不当に資金を得ようとする人たちです。

 

個人の麻薬使用者は誰かの人権を踏みにじった人たちでしょうか?

個人の麻薬使用者を逮捕する麻薬取締官は良心の無い人達でしょうか?

改めるべきはどちらの人権も踏みにじっているこの国のルールでは無いでしょうか。

 

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